【RHEL】無償利用RHELサブスクリプションの再登録

1 はじめに

本記事は、「 Red Hat開発者ログラム 」で導入した
RHEL(Red Hat Enterprise Linux)サブスクリプションの再登録 についてまとめたものです。
同様の記事はWeb上に多数ありますが、自分の備忘録としてまとめました。

Red Hat開発者プログラムで導入したRHELは、有効期間は1年ですが、
利用製品のサブスクリプション再登録を行えばさらに1年間無償で使えるようになります。

サブスクリプションの「更新」は誤りです。 正しくは、「再登録」です。
Red Hat開発者プログラムの場合、
サブスクリプションの更新そのものはできず、再登録となります。
サブスクリプション番号は、新たに割り当てられます。

How to renew your Red Hat Developer Subscription for Individuals

# Red Hatのサイトで、期限切れのRHELサブスクリプション更新しようとしたら、
# 「できない」旨の表示がでて心臓がバクバク してしまいました。
# また、面倒な再インストでシステム再構築になるかと。

2年目以降もパッケージ更新などの恩恵を得るには、
RHELサブスクリプションの再登録は必要です。

再登録しなくても現状のまま利用し続けられますが、
以下に示すようなサービスを受けられなくなってしまいます。

・ 最新バージョンへのアップデート
・ バグフィックス
・ セキュリティパッチ
・ yumレポジトリの更新(更新が無いと、新しいソフトのインストールができない) 

2 RHELサブスクリプションの再登録

本章では、RHELサブスクリプションの再登録の方法に示します。
あくまで”再登録”であって、”現利用サブスクリプションの更新”ではありません。

2.1 サブスクリプション期限状況の確認

現利用のRHELサブスクリプションの有効期限は、
下に示すページの「最近期限切れになったサブスクリプション」のページでご確認ください
図2.1-1参照)。

Red Hat Subscription Management

このページにアクセスするには、Red Hatアカウントが求められます。

ここで、ステータス覧の”Renewal Options”をクリックしても、
サブスクリプションの更新は行われません。
再登録を促す下のページが開きます。

How to renew your Red Hat Developer Subscription for Individuals

ちなみに、2023年09月20日現在、本体の”subscription-manager”コマンドで確認しても、
図2.1-2に示すように サブスクリプションの状態は表示されませんでした。
製品の情報が表示されるのみでした
(サブスクリプション状態を表示させるには、何かサブオプションがあるのでしょうか?)。

2.2 サブスクリプションの再登録

RHELサブスクリプションの再登録は、
本体の”subscription-manager”コマンドで、下に示すようオプションを付けて行います。

# subscription-manager register –auto-attach –force

--force”のサブオプションは不要なのかもしれません。
登録したシステム名」が表示されれば再登録が完了したことになりますが、
もし表示されなかったら”--force”を付けて再度実行してみてください。

開始直後、Red Hatアカウントのユーザー名」と「パスワード」が問われます。

Red Hatの下に示すページの
How to re-register for your Red Hat Developer Subscription
によるとWebページからでも再登録できそうなのですが、こちらの方は何か面倒そうです。

How to renew your Red Hat Developer Subscription for Individuals

2.3 RHELサブスクリプションが再登録されたことの確認

RHELサブスクリプション再登録されたことの確認は、
下に示すページの「アクティブなサブスクリプション」のページからご確認ください
図2.3-1参照)。

Red Hat Subscription Management

このページにアクセスするには、当然ながらRed Hatアカウントが求められます。

3 参考サイト、および資料

本記事では、「RHELを無償利用する方法」については、何も示しませんでした。
これについては、下に示すWebページをご参照ください。

【RHELを無償利用する方法】
RHELを無償利用する。
RHELの開発者用サブスクリプションを取得する方法
Red Hat Enterprise Linux 開発者プログラム

本記事を作成するにあたって、下に示すWebページを参照しました。

【開発者用サブスクリプションの再登録】
無料のRedhat Developer期限切れ(1年後)サブスクリプション更新方法

以上

HTMLだと、
思うように編集することは難しく、やろうすればとっても時間が掛かります。
ですので、本記事の元となっているWordで作成したPDFを
ページ最後に貼り付けました。

少しでも役に立てていただければ、うれしく思います。

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