変更履歴
2023年09月23日
Rev. 0.7 新規作成
1 はじめに
本記事は、「
Red Hat開発者ログラム
」で導入した
RHEL(Red Hat Enterprise Linux)サブスクリプションの再登録
についてまとめたものです。
同様の記事はWeb上に多数ありますが、自分の備忘録としてまとめました。
Red Hat開発者プログラムで導入したRHELは、有効期間は1年ですが、
利用製品のサブスクリプション再登録を行えばさらに1年間無償で使えるようになります。
サブスクリプションの「更新」は誤りです。 正しくは、「再登録」です。
Red Hat開発者プログラムの場合、
サブスクリプションの更新そのものはできず、再登録となります。
サブスクリプション番号は、新たに割り当てられます。
How to renew your Red Hat Developer Subscription for Individuals
# Red Hatのサイトで、期限切れのRHELサブスクリプション更新しようとしたら、
# 「できない」旨の表示がでて心臓がバクバク してしまいました。
# また、面倒な再インストでシステム再構築になるかと。
2年目以降もパッケージ更新などの恩恵を得るには、
RHELサブスクリプションの再登録は必要です。
再登録しなくても現状のまま利用し続けられますが、
以下に示すようなサービスを受けられなくなってしまいます。
・ 最新バージョンへのアップデート
・ バグフィックス
・ セキュリティパッチ
・ yumレポジトリの更新(更新が無いと、新しいソフトのインストールができない)
2 RHELサブスクリプションの再登録
本章では、RHELサブスクリプションの再登録の方法に示します。
あくまで”再登録”であって、”現利用サブスクリプションの更新”ではありません。
2.1 サブスクリプション期限状況の確認
現利用のRHELサブスクリプションの有効期限は、
下に示すページの「最近期限切れになったサブスクリプション」のページでご確認ください
(図2.1-1参照)。
Red Hat Subscription Management
このページにアクセスするには、Red Hatアカウントが求められます。
ここで、ステータス覧の”Renewal Options”をクリックしても、
サブスクリプションの更新は行われません。
再登録を促す下のページが開きます。
How to renew your Red Hat Developer Subscription for Individuals
ちなみに、2023年09月20日現在、本体の”subscription-manager”コマンドで確認しても、
図2.1-2に示すように
サブスクリプションの状態は表示されませんでした。
製品の情報が表示されるのみでした
(サブスクリプション状態を表示させるには、何かサブオプションがあるのでしょうか?)。
2.2 サブスクリプションの再登録
RHELサブスクリプションの再登録は、
本体の”subscription-manager”コマンドで、下に示すようオプションを付けて行います。
”--force”のサブオプションは不要なのかもしれません。
「登録したシステム名」が表示されれば再登録が完了したことになりますが、
もし表示されなかったら”--force”を付けて再度実行してみてください。
開始直後、Red Hatアカウントの「ユーザー名」と「パスワード」が問われます。
Red Hatの下に示すページの
”How to re-register for your Red Hat Developer Subscription”
によるとWebページからでも再登録できそうなのですが、こちらの方は何か面倒そうです。
How to renew your Red Hat Developer Subscription for Individuals
2.3 RHELサブスクリプションが再登録されたことの確認
RHELサブスクリプションが再登録されたことの確認は、
下に示すページの「アクティブなサブスクリプション」のページからご確認ください
(図2.3-1参照)。
Red Hat Subscription Management
このページにアクセスするには、当然ながらRed Hatアカウントが求められます。
3 参考サイト、および資料
本記事では、「RHELを無償利用する方法」については、何も示しませんでした。
これについては、下に示すWebページをご参照ください。
- 【RHELを無償利用する方法】
-
RHELを無償利用する。
RHELの開発者用サブスクリプションを取得する方法
Red Hat Enterprise Linux 開発者プログラム
本記事を作成するにあたって、下に示すWebページを参照しました。
- 【開発者用サブスクリプションの再登録】
- 無料のRedhat Developer期限切れ(1年後)サブスクリプション更新方法
以上
HTMLだと、
思うように編集することは難しく、やろうすればとっても時間が掛かります。
ですので、本記事の元となっているWordで作成したPDFを
ページ最後に貼り付けました。
少しでも役に立てていただければ、うれしく思います。
このPDFファイルは、自由に配布されてもかまいません。
ただし、再配布の際には、
入手元と著者名は明らかにしてください。
なお、上のPDFファイルの内容、また本文中の記述に、
誤字や脱字、誤った内容の記述など見つかりましたら、
下に示すフォームでご連絡いただければ幸いです。