【Apache 2.4/Subdomain】自宅サーバーにおけるサブドメインの作り方(備忘録)

Apache

1 はじめに

本記事は、自宅サーバーにサブドメインを設定する方法を、備忘録として残しておく ものです。
レンタルサーバーにおけるサブドメインの設定は、
SSL化も含めてもほぼ1画面で完了するようなので、本記事からは省かせていただきたいと
思います。

設定作業は、おおまか次の3ステップにまとめることができます。

① DNSへの設定
② Apacheへの設定
③ サブドメインのSSL化

本書での内容は、次の環境に基づいて示しています。

OS Ver. 10.1 (Coughlan)
Apache Ver. 2.4.63 (Red Hat Enterprise Linux)

2 DNSにサブドメインを登録

2.1 概要

サブドメインを設定するには、DNSに各サブドメインに対して
Aレコード(IPv4アドレスを指定)、またはAAAAレコード(IPv6アドレスを指定)を
追加する必要があります。

また、サブドメインにメールサービスや特定のサービスを割り当てる場合は、
MXレコードCNAMEレコードなど、他のタイプのレコードを設定する必要がある場合が
あります。

サブドメインのレコード追加は、
主になレンタルサーバーやドメイン管理会社(ドメインレジストラ)のコントロールパネルから
登録します。

2.2 AレコードまたはAAAAレコードの追加

Aレコード、AAAAレコードの書式は、次のページをご参照ください。
【DNS】DNSサーバー設定のためにDNSレコードを理解する

2.2.1 設定項目

各項目には、次のよう設定します。

【ホスト名】
サブドメインを指定します。
たとえば、“subdomain.example.com”を設定したい場合は、“subdomain”をホスト名として
設定します。

【TYPE】
IPv4アドレスの場合はAレコード、IPv6アドレスの場合はAAAAレコードを選択します。

【TTL】
レコードの生存時間を設定します。
これは、DNS情報がキャッシュされる時間を指します。
一般的な値は86400(1日)ですが、
より頻繁に変更を行う場合は3600(1時間)などに設定することもあります。

【VALUE】
サブドメインが、指し示すべきIPアドレスを入力します。

2.2.2 設定例

ドメインレジストラ“ WordPress.com”の場合を例に、
subdomain.example.com”というサブドメインを、IPv4アドレス192.0.2.1に マッピングする
場合を図2.2-1に示します。

3 Apacheにサブドメインを設定

サブドメインは、Apacheでは”VirtualHost”の一つとしてを設定します。

設定ファイル(“/etc/httpd/httpd.conf”か、 “/etc/httpd/conf.d/*.conf”)に
サブドメイン専用のServerNameDocumentRoot(コンテンツディレクトリ)などを
定義します。

3.1 Virtual Host

本記事では、“/etc/httpd/conf.d”ディレクトリの下に
subdomain.conf”の名の追加するファイルで、サブドメインを設定する例を示します。
追加する設定ファイルの拡張子は、“.conf”である必要があります。

【ServerName】
仮想ホストが、コンテンツを提供するドメイン名を設定します。

【DocumentRoot】
仮想ホストのWebコンテンツへのパスを設定します。

【CustomLog】
仮想ホストのアクセスログへのパスを設定します。

【ErrorLog】
仮想ホストのエラーログへのパスを設定します。

3.2 コンテンツとログのディレクトリ作成

3.1節で示した設定例では、
次のコンテンツディレクトリとログディレクトリが作成されていなければなりません。

・ コンテンツディレクトリ
・ ログディレクトリ

3.3 Apacheの再起動

設定を反映させるため、Apacheを再起動します。

4 サブドメインのSSL化

本章では、Let's EncryptでSSL証明書を取得して、サブドメインをSSL化する方法を示します。

4.1 SSL証明書の新規発行

Let's Encrypt でnoSSL証明書を取得については、次のページをご覧ください。

【Let's Encrypt】
RHEL 10 + Apache 2.4にLet’s Encryptをインストールする(2025年11月Snap版)

下に、“certbot”コマンドで、サブドメインのSSL証明書を取得する一例を示します。

4.2 VirtualHostのSSL対応

3.1節で示したサブドメイン設定ファイルに、 次の変更と行の追加を行います。

① http待ち受けポート番号を変更〔80 ⇒ 443
② “SSLEngine on”の行を追加
③ SSL証明書のパス行を追加
SSLCertificateFile ・・・ サーバー証明書 + 中間CA証明書
SSLCertificateKeyFile ・・・ 秘密鍵
SSLCertificateChainFile ・・・ 中間CA証明書

以上

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