【.htaccess】301ダイレクト

1. ユーザー体験の向上

古いURLにアクセスしたユーザーを自動的に新しいURLへ転送することで、
エラーページを表示させることなく、スムーズなナビゲーションを提供します。

 

2. 検索エンジンSEOに影響が少ない

検索エンジンに対してURLの変更を伝え、
古いURLに蓄積された評価（PageRankや“リンクュース: link juice”など）を
新しいURLに引き継がせます。
これにより、検索順位の低下を防ぎ、場合によっては向上させることができます。 

 

3. ウェブサイト構造の変更

Webサイトのリニューアルやドメイン変更など、
大規模な構造変更を行う際に、URLの変更を伴う場合、301リダイレクトは不可欠です。

 

4. URLの正規化

同じコンテンツに複数のURLでアクセスできる場合
（例: “example.com/page”と“example.com/page/”）、
301リダイレクトを使って代表的なURL（正規URL）に統一することで、
検索エンジンからの評価を集中させることができます。

3.1.1　.htaccessファイル（Apache）に設定する

Apache使用している場合、 “.htaccess”ファイルに以下のコードを追加することで、
301リダイレクトを設定できます。

この例では、“/old-page.html”にアクセスしたされた場合、“/new-page.html”に
リダイレクトします。

ドメイン全体をリダイレクトする場合は、以下のように記述します。

3.1.2　.htaccessファイル（Apache）では、mod_rewriteでもリダイレクトできる

.htaccessには、 “mod_rewrite”という構文でも、リダイレクトを設定できます。
規則があってのリダイレクトする場合は、Redirect構文よりも便利です。

本項記事は、どんな記述方があるのか、インデックスとすることを目的にしたものであるので、
紹介するだけに留めます。

なお、本項の内容は、次のWebページを参考にしました。

【図解】htaccessの301リダイレクト｜書き方・設置場所・設定方法
| Webマーケティングの情報メディア【テンナラ】

3.1.3　WordPressプラグイン

WordPressを使用している場合、Redirectionなどのプラグインを利用することで、
簡単に301リダイレクトを設定できます。

ここで注意したいのが、信頼できるプラグインを選ぶことです。

自動でリダイレクトを追加しないことを選べるプラグインを選ぶべきです。
パーマリンクを一時的に変更した時など勝手にリダイレクトが追加されて
（自動追加無しのオプションなんてあったっけ？）、
その結果がエンドレスのリダイレクトループを作ってしまい、
にっちもさっちもいかなくなった経験があります。
結局は、WordPressを初期化をせざるを得なくなったと記憶しています。

1. 正確なURL

リダイレクト元のURLとリダイレクト先のURLを正確に記述する必要があります。
誤ったURLを設定すると、
意図しないページにリダイレクトされたり、エラーが発生したりする可能性があります。

 

2. リダイレクトループの回避

リダイレクトループとは、A→B、B→Aのように、
リダイレクトが無限に繰り返される状態です。
リダイレクトループが発生すると、ブラウザがエラーを表示し、ユーザー体験を損ないます。

 

3. リダイレクトチェーンの回避と不要なリダイレクトの削除

不要になったリダイレクトは、削除すべきです。
過剰なリダイレクトは、Webサイトのパフォーマンスを低下させる可能性があります。

 

4. HTTPSへのリダイレクト

ウェブサイトをHTTPS化した場合、
HTTPからHTTPSへのリダイレクトを設定する必要があります。
これにより、ユーザーのセキュリティを確保し、SEO効果を高めることができます。

 

5. リダイレクトのテスト

301リダイレクトを設定したら、必ずテストを行い、正しく動作することを確認します。
ブラウザのデベロッパーツールやオンラインのHTTPステータスコードチェッカーなどを
利用して、リダイレクトが正しく行われているか確認できます。